特別展

Donald Silverstein

2019.5.18 - 2019.6.9

 イラストレーターとして地位を確立した、ドナルド・シルバーステイン(1932-2004)。ここでは通称「ダン」と親しみを込めて呼ぼう。ダンがタブロー絵画を本格的に描き始めたのは1970年前後という。以来、自己の絵画表現と向き合い、独自の美質を追求し続けた。多くのエチュード(習作)を残したのも、そのことを物語っているだろう。彼のタブローを観ると、イラストを手がける中で得た自由な線描の筆致や色彩感覚が、如何なく発揮されていることがわかる。
 2004年に72歳で亡くなるまで、多くの作品を描き続けてきた。夫人が日本人だったことから在日経験も長かった。夫人曰く、特に日本に滞在した10年はダンにとって、創作に専念できた幸せな時期だったそうだ。音楽がとても好きで、そういわれれば彼の作品自信が音楽そのもののようにも観えてくる。



WORKS

PROFILE

略歴
1932 ペンシルバニア州生まれ
展覧会
2019 Donald Silverstein Special Exhibition/L-gallery/Nagoya
2003 Donald’s last one-man art show/Tenri Cultural Institute/NY(US)
2020 One-man art show/Shirota Gallery/Tokyo
1989 One-man art show/Aki-Ex Gallery/Tokyo
1984 Exhibition/Tokyo Metropolitan Museum of Art/Tokyo(1985、87)
1984 Exposition France-Japan Société Nationale des Beaux-Arts/Grand Palais/Paris(FR)(1985、87)
1983 SInternational Artists Exhibition/Mitsubishi Gallery/Tokyo
1950 Michigan Artists Show, sponsored by Detroit Institute of Arts/Detroit(US)(1951、60)